つまり何を伝えたいか②
前回の続きです。(初の続編です)
もし、【疲れている】を
理由にして休んでいいなら
私が真っ先に休んでいいだろー!
なのにここまで頑張ってきたんだぞー!!
となってしまい、
もういい。
何回も何回もこういう展開になり、
お話をしてきたけど、
今回ばかりは、
もういい。
と思ってしまいました。
それくらい辟易していました。
でもここで投げだしてしまっても、
何の成長にも結びつかないので、
少し心を落ち着けてから
娘達に話し始めました。
「疲れたから自分のだけたたむって、ラクでいいな。
ママはいつも皆のも、全部たたんでるから、今度からママも、疲れてるから自分のだけたたむ!って言いたいな。
言ってもいい?」
すると、
『やだ。』
え!!!ダメなのか!
(ちょっといいよ、って言うかなと思ってました。笑)
「なんで?なんでママはダメなの?」
しばらく考えて、
『だって、お金がなくなっちゃったりするから』と言いました。笑
子供たちなりに頑張って考えて出した言葉です。
お金はなくならないですが、この答えは好きです。笑
「あのね、◯ちゃん△ちゃん×くん□くんから見て、ママは何でもできる人とか、疲れない人とか、すごい人とか、もしかしたらそう思っているのかもしれないけど、違うよ?」
「ママはすごくないし、疲れてる時もあるし、何でもできる人じゃないの。」
「皆が助けてくれるから、ママはなんとかやっていけるんだよ?
誰も助けてくれなかったら、ママは頑張れないんだよ。」
『…』
「皆だって、一人で頑張ってねっていわれて一人で洗濯物たたんで、周りの皆は遊んでたらやだよね?」
『ヤダ。』
「もし誰かが一緒に手伝ってくれたらどんな気持ちになる?」
『うれしい気持ち』
「そうだよね、嬉しいよね。
一人でやって、って言われたら悲しいよね。
ママも、おんなじだよ?」
「ママも、皆がいるのに家の事一人でやってたら悲しいよ。
でも誰かが手伝ってくれたらすっっごい嬉しいよ」
『うん…』
「ママのお話、わかってくれたかな?」
『………』
『わあああああああああああああん‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎』(娘二人とも。)
大泣きしながら、
『ママごめんなさあああああああい‼︎‼︎‼︎‼︎』
一生懸命話を聞いてくれた事、
言ってることをわかろうとしてくれたこと、
きっと今日だけだと思うけど、わかってくれたこと。爆
(事実次の日には洗濯物たたむとなったら、えー‼︎と言ってました。泣笑)
嬉しかったです。
まだまだ難しい事を言ってるのかな、と思う時もあるのですが、
きっと言ってもわからないから。
と伝える前に諦めることはしたくないので、
なるべくわかりやすいように、
丁寧に伝えてみています。
結果、まだわからないこともあるし、
あれだけ大泣きして、
わかった!と、
次からはお手伝いする!と、
固く誓い合ったはずなのに一日としてもたない事も、はっきり言ってザラです。笑
人に伝えるというのは、
わかってもらうというのは、
本当に大変なことです。
労力がいるし、
すぐに結果を追い求めない持久力も必要です。
でも、そういうことの繰り返しが、
日々の経験が、
私と子供の成長につながっていくと思っています。
こんな言葉を聞いたことがあります。
【親なんて、子供に親にしてもらってるようなもんだ。】
本当に、まさしくその通りだと思います。
子供たちが、
私たちを着飾ってくれて
お父さんに立派な鎧や、王冠や、
お母さんに綺麗なドレスやお化粧を
してくれているだけで、
その子供たちがいなかったら、
私もパパも、ただの男の子と女の子です。
大人ですらないんじゃないかと思っています。笑
急に着せられて、
ぎこちなかったり
動きにくかったり
重く感じたり
つまづいたり
時には転んだりすることもあるでしょう。
当然です。
当たり前です!
これからもどんどん鎧をがっちゃんがっちゃん言わせながら、不恰好に歩いたり、
時にはヒールを脱いで走ったりしたいと思います。
つまり何を伝えたいか?
【親はすごくない】
完。
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