親の存在
親って、子供の立場からしたら絶対的な存在で、あたりまえにいつもそばにいる唯一の大人の人。
何でも知っていて、何でもできる気がするし、
親も『お手本でいなきゃいけない』という気持ちからか、
つい、できるように見せてしまったり。
でもそのうち親以外の大人の人とも触れ合っていき、自分自身も成長して、
あれ?
親の言ってること、どうなんだろ?
親のやってること、それ間違ってないかな?
と、
親だからって全て正しい事をしているわけじゃないって気づく。間違っていたり、ずるかったり。見栄を張っていたりね。
親は、子供の成長を認めたくないのか、
単純に子供に指摘されたら腹が立つのか、
子供に指摘された事が当たっていたり、
子供の言ってる事の方が、自分より優れていたとしても、認めない。
親も人それぞれ違うと思いますが、私の親はそんな感じでした。
私の親に対しての感情は、簡単に言えば、
無条件に好き→
成長するにつれて、
親のいいところ以外も目に見えてくるようになり、
偉そうに色々言ってくるけど自分はなんだよ!となり。
(好きだけど嫌い)→
親も忙しく、自分の思うようには愛情をもらえず反抗期になり、関わらないのが一番。と考えるようになる。
(親の寝てる時間に帰り、朝は寝てました。)
たまに鉢合わせては、必ず叱言を言われたのでそこで完全に嫌いになりました。
その後は家を出たので、
家を出たことにより、
洗濯物を出すだけで、洗濯し終わって返ってくるありがたさ。
仕事の後でも必ずあたりまえに御飯を作ってくれたこと。
自分の事しかやってこなくて、
自分の事しか見えていなかった自分から、
今までがいかに幸せな状況だったか
ということに
気づくことができて、
関係は修復しました。
やがて私は子をもち、親となり、その立場になってさらにわかった事もたくさんあります。
まず出産をして、こんな思いをして産んでくれたのか!!!!と感動し、
子育てをしながら、こんなに思いも通じずもちろん会話もできない赤ん坊の状態からここまで育ててくれたのか!!!!!!!!!と、大感動。
もうこれだけで、
色々あった全てのことが、
『ありがとう』
の大風呂敷に包まれて、
大変身してしまいました。
細かい事なんてどうでもいい。
ここまで放り出さずに育ててくれて、それがあたりまえじゃなくどれだけ大変な事か。
今ならよく、わかるから。
それだけで本当感謝しかないです。
もし親に言ったら
「育てるなんてそんなのあたりまえでしょ!」
と言いそうですけど。笑
親になり、
また冷静に客観的に自分の親を見れるようになり、
反面教師でもあるし、
(私から見てですが)親が失敗してるなと思う部分は、同じ過ちを繰り返さないように。
と思うのですが、
なにせ親と子。
血は、DNAは恐ろしいもので
あれほど、
親のこの部分は私はあまり好きじゃないから、そうならないように気をつけよう!
と思っていたのに、
なってる!!!!笑笑
って時が多々あります。
ちなみに私の親は、子供に対して弱音を吐けない人でした。
でも虚勢を張っているのも、子供はわかるので、
意地っ張り。
頑固。
とかそういう捉え方をしてしまってました。
今となっては、子供に弱音を吐きづらいのもなんとなーくわかりますが、
でも、
私は全然完璧じゃないから。
この親ダメだ!!!!
私達がしっかりしなきゃ!
と、早く子供達に気づいてもらいたいです。笑
でも、そう思ってるわりに、
売り言葉に買い言葉みたいに
子供に言われたことを流せず、
私が子供のとき言われてイヤだった、
偉そうに言う。
のをやっている時があります。
まだまだ、ですね。
母、成長中です。
子供にとって、
やっぱり親からの影響力は
あらゆる場面で強力だと感じますが、いいところはそのまま受け継ぎながら、
私は私の子育てを、
頑張ってやっていきたいと思います。
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