積雪とやさしさ

やってまいりましたこの季節。

寒いだけではなく、
さらに雪が降って、積もって。




雪は大好きなのですが、
山暮らしとなると
きちんと配慮しないといけない部分も
ありますよね。



雪道の運転は、
恐々するくらいでちょうどいいと
思ってます。




どれくらい時間がかかろうと、
無事でいることに
勝るものはないから。





先日雪が降って積もった日の朝。






出勤の準備をしていたら
仕事先の師匠から電話が。





「そっち雪はどう?積もってない?」

「今日は僕もいないし、お休みにしましょう。」






どうでしょう。



私は、正直神かと思いました。
感動しました。




だって電話が来たその時
師匠は仕事先にはおらず
京都にいたのですが、



それなのに心配してくれて
朝から電話くれて。




(雪か…結構積もってるな…
行けるかな…いや、行くしかないな)




勤め場所に行く人達の気持ちは
こんな感じですよね。
私もそうでした。
もちろん仕事なので、早く出て
間に合うように行くつもりでした。





でもこんな時、
雇い主側から
こんな風に言ってもらえたら




すごくすごく嬉しくないですか⁇





私は休めたことが嬉しいのではなくて、


一人のスタッフのことを
『一人の人として思いやって
くれている』
ということに、






とても感動したのです。







仕事がストップしてしまうし、
その負担は師匠(雇い主)に
いってしまうこともあるでしょう。





それでも、そう言える。






こんな雇い主の方が増えたら、
そこで働く人たちは




その時受けた喜びを
必ず仕事で返そうと
思うのではないかと思います。





やれ!やらなきゃ!のような
圧力などではなく、



皆が健やかな気持ちで、
生産性がアップして、
それは雇用主を通じて社会に循環し


良い流れとして、
自分達にも返ってくるのでは
ないでしょうか。





企業ではなかなか難しいのかも
しれません。
それはわかりませんが、


企業も、元々は個人。


個人は、個人個人の考え方に基づいて
やり方をいくらでも変えられる。





それが保てなくなっても、
それでも規模を大きくしたいか。




それはもう人それぞれですよね。






話が逸れましたが、


私は、
いつか雇用主になる時があったら



共に働く人を、
スタッフとしてではなく
『人として思いやれるようになりたい』



と思いました。


師匠のように。





整理収納アドバイザー『さまざま』のブログ

奈良県を中心に各地で整理収納活動をおこなう『さまざま』のブログです。 暮らしをととのえると いい空気が 流れ出す モノを整理することは、暮らしに様々な良い変化をもたらします。 しかし、自分一人でやるのは正直大変で、気が重い。 そんな時に寄り添ったり、時には背中を押したりしながらお手伝いをさせていただく。 それが整理収納アドバイザーの私のお仕事です。

0コメント

  • 1000 / 1000